お客様の声:澤淳工業所 様(シャーリングを導入・2011年に続き2回目)

澤井工業所メンバー



澤淳工業所 様への取材は2度目となる。1度目は、2011年の東日本大震災の時に気仙沼にて被災された直後の5月であった。あれから5年が経ち、変わらぬお付き合いをいただいている。今回、新社屋を建設し、新たな機械を導入するにあたり、何が変化し今後はどのような方向に進んでいくのかについて、専務の澤井様と奥様に取材をさせていただいた。(第1回目の取材について)

澤淳工業所新社屋外観


会社概要

御社の概要についてお聞かせください。

三菱製船舶向けエンジンの販売・修理、その他船舶器具や水産加工設備の制作などを主として業務を行っております。気仙沼では、製造業を業務としている会社が少ないため、漁業関係から工場設備まで幅広いご相談が届きます。社長の方針として、「まずは考えて試してみる」という姿勢で仕事をしているため、いろいろ勉強になる業務が多いです。

新規機械導入の契機

5年前に、弊社をお知りになったきっかけは?

2011年に被災した際に、加工設備が無くなったため業務を続けることが難しくなりました。インターネットで中古機械業者さんを探している時に、メカニーさんを見つけました。その当時、高速道路が休日1,000円で通行できる制度があったため、気仙沼からトラックに乗り、営業の鳥居さんに相談して、時間外にマシンセンターを開けていただいたことを覚えています。


納品機械シャーリング

今回、なぜシャーリングを導入しようと思われましたか?

震災でもともと使っていた工場が流されてしまい、仮の場所で業務を行っておりました。建築資材の確保や行政からの支援をいただきながら、ようやく新社屋を建設することができました。そのため、今まで使うことができなかったサイズのシャーリングを設置することが可能となり、新機械の導入を決めました。


納品機械シャーリング  納品実績プレスブレーキ  

新しい機械を導入して、どのような業務に役立てていきたいですか?

今までカットしずらかったサイズの鉄板などを切ることができます。特に、厚手鋼板を切ってお客様の要求に応えていきたいですし、作業のスピードと効率性が上がると思います。船舶エンジンの納入の付帯工事に活躍してくれそうです。”できること”の範囲が広がるとうれしいですね。


納品機械シャーリング  

仕事への姿勢など

仕事において、最も大切にしていることは?

お客様からの信頼を無くさないようにすることです。船舶工事を例にあげますと、案件ごとに図面が異なります。そのため、「お客様がどのようにしたいのか」「何をできるようにしたいのか」と相談することが大切です。業務を通して、私とお客様の二人三脚にて、仕事と信頼を築きあげていくことが重要です。震災から5年が経ちましたが、「仕事に対する姿勢や考え方は変わらない部分がある」と実感しています。


シャーリングの前で記念撮影

今、あの当時を振り返って (奥様より)

震災当時、夫が帰ってこれたのが、翌日でした。子供たちも安否も当初は分からず、不安でよく覚えていないこともあります。津波が来るので高台に避難したのですが、会社の通帳や印鑑を取りに戻ろうとした時に周りのひとが止めてくれなかったら生きていなかったと思います。あの時、自宅まで何かを取りに戻った人たちの中で、その後会うことはできなかった人もいます。

夫の話を少ししたいと思います。あの日、夫は近くの現場に作業で出ておりました。地震が来てから車で避難するときに渋滞で動けなかったそうです。なぜか、前の車がどんどんUターンきました。津波が迫っていました。夫の車は軽トラックのため、小回りはきく車でしたが1回でUターンはできないと思ったそうです。迫りくる津波に間に合わず「もうダメだ」と思った時、どこからか「まだだ!」と声が聞こえ、必死にUターンを試みて津波から逃げることができました。

あれから5年がたち、少しずつ復興が進んでいます。時間が経つにつれて周りの風景や自分たちの状況も変わってきていると思います。ただ、「5年たったね」といっても、5年ですまされないこともたくさんあります。そのようなことも背負いながら生きていくことが大切です。

ほぼ休みなく働いてきました。ありがたいことに営業をしなくても仕事のお話をいただくことができます。生活も含め、仕事でも「できるかな」と思うこともありますが、「まだだ!」という声や話を思い出すと勇気が湧いてきます。新しく建物も完成し、機械も届きました。これからも、少しずつでも歩んでいきたいと思います。


澤淳工業所 奥様

弊社への評価

弊社から機械を購入していただき、良かった点は?

営業担当の鳥居さんとメカニックの礒田さんが信頼できます。2011年5月にトラックでお邪魔してバンドソーを購入していらい、何かとお世話になっています。その他でもいろいろ機械を購入して、鳥居さんに相談したり、礒田さんに機械の調子が悪い時に気仙沼まで来てもらい調整していただきました。 良い点としては、「続けてお付き合いできるみなさん」というところだと思います。


澤井社長と担当鳥居の打ち合わせ風景  被災した工場跡地にて  

今後、弊社への期待は?

メカニックの礒田さんには、分からないことが出てくると思いますのでご連絡させていただくと思います。その時は、またいろいろ教えていただきたいと思います。近くに来た際は気軽によっていただけるとうれしいです。


今後の見通しについての説明

担当者より

一緒に仕事をしていると、活力をもらっていると思います。

澤井専務から、一番最初にいただいたお電話が非常に印象に残っています。「鉄を切りたいのです」との第一声でした。ここまで切実に、飾る言葉なしで用件を伝えられるお客様はあまりいません。切迫感を感じました。

その後、バンドソーからお付き合いが始まり5年という時間がたちました。当時の写真を振り返ると隣の建物に穴が空いており、今もふさがっておりません。澤淳工業所 様の敷地にも、倉庫があるだけでした。

今回、新たにりっぱな社屋の落成し、おめでとうございます。中古機械を通してのお付き合いをさせていただいておりますが、仕事だけではなく、お二人の話、仕事への姿勢、考え方から学ばせていただくことがとても多いと思います。

私が大切にしている言葉に、「乗り越えられない壁はない」という表現があります。今回、機械の導入にあたり、改めて自分のできることを通してお手伝いさせていただこうと思いました。

海岸沿いを走る港近くの道路

澤淳工業所へのお問い合わせは?

依頼したい業務や相談したいことなどがありましたら、077-547-2644(担当:メカニー 鳥居)までお電話いただきたいと存じます。一度弊社でヒアリングさせていただきまして、先方にご連絡させていただきます。

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