プレスブレーキ編 PRESS BRAKE

メカニーが販売するプレスブレーキ(ベンダー)のヒミツ

ポピュラーな金属板の曲げ機械ですが、圧力を下から掛けるタイプ、上から掛けるタイプがあり、用途により選択が必要です。また、希望通りの加工をするためには金型の選択も重要なポイントです。
メカニーでは、スタッフが機械を使用される方の希望を伺ったうえで、最適な機械、金型の選択をアドバイスすることが可能です。
また、精度の整った機械を提供するためにはきちんとした整備が必要です。
その整備の内容を以下にご紹介します。

プレスブレーキのメンテナンス

機械各部の基本的な動作が正常であることを確認したのち、細部の整備に入ります。

1.中間板の取外し清掃・研磨

金型を上部テーブルに固定している部分が中間板です。
金型がしっかり固定されていることがプレスブレーキの精度において大切な条件の一つですので、ここから整備を始めます。
写真の4mのプレスブレーキの場合、中間板は21個ついていますが、全部機械本体から取外し、分解清掃、傷があれば研磨して整えます。

2.テーブルの平衡度調整

次に本体テーブルの平衡度を調整します。
上下テーブルの平衡が正確に出るよう、ダイヤルゲージを使って1/100mmの精度で調整をします。

3.中間板の再組付けと平衡度調整

全ての中間板を再組付けした後、特殊な治具を使って中間板と上部テーブルを密着させます。
ここに隙間やズレがあると曲げた時の精度に影響します。
21個の中間板について、同様の作業を繰り返します。
中間板の固定位置が定まったところで、再度ダイヤルゲージで上下テーブルの平衡を確認します。

プレスブレーキはこの状態で基本整備完了です。機械の見学、試し加工、歓迎しております!

4.お客様の選んだ金型の取付、芯出し

受注後は、お客様の選択されたパンチ金型を上部テーブルに装着し、下部テーブルにダイを固定します。
パンチとダイが正確に噛み合うよう、芯出しの作業をします。フットペダルを踏んで加圧しながら4m分の金型の芯出しを行います。
再度、動作の調整をして出荷となります。お客様の工場での試運転も承ります。

これが、メカニーが自信をもって程度の良いプレスブレーキを提供できるヒミツです。