メンテナンス事例 MAINTENANCE CASE

シャーリングの上死点オーバーラン

メンテナンス事例/シャーリング

シャーリングのメンテナンス事例

当社で対応した事例ですが、他の全ての機械に当てはまるわけではありません。参考程度にお読みください。

  1. 状況 1

    上死点ばらつき及び切断時、材料が跳ねる。

    対応

    上死点停止についてはクラッチ・ブレーキのタイミングずれと思われます。また、板押えがきいていない為でした。板押えの作動油を給油後、エアー抜き作業、上死点ドグ調整にて完了。

  2. 状況 2

    上死点ずれ(手前停止)

    対応

    クラッチ・ブレーキ磨耗が発生。クラッチ切、ブレーキ入のタイミング調整をしました。

  3. 状況 3

    電源投入後、オートバッグゲージの表示が出来ない

    対応

    DC5V電源不良です。電源基板交換後、動作確認しました。

  4. 状況 4

    バッグゲージが動かない

    対応

    <事例1>バッグゲージモーター及び駆動用軸が破損しております。駆動軸及び、ウォーム、ヘリカルギヤ組み込み調整、モーター交換後動作確認、切断寸法調整しました。

    <事例2>バッグゲージモーターの動力線が断線しておりましたので、交換修理しました。

  5. 状況 5

    11mmより手前に来ない

    対応

    砲金ナットが磨耗して飛び出していた為です。砲金ナットを締め込み後、寸法調整、切断確認しました。再発するようでしたら、左右の送りネジを交換する必要があります。

  6. 状況 6

    エアーサポートの左側が上昇

    対応

    シリンダーのパッキン磨耗でした。エアー流量調整弁にて動作調整。

  7. 状況 7

    バッグゲージ動作中、過負荷となり、サーマルトリップする

    対応

    ブレーキモーター不良です。ブレーキ調整にて動作確認。モーター交換をお願いします。

  8. 状況 8

    ラム動作時の異音及び振動

    対応

    メインギヤ、ピニオンギヤシャフト、軸受ベアリング摩耗が起こっておりました。メインギヤ(大歯車)以外の部品交換(ピニオンギヤシャフト、軸受ベアリング、ブライホイール用ベアリング等)を行い、前面の左右ラムガイドの交換及び、調整、動作確認を行いました。※異音、振動は半減していますが、まだ残っています。大歯車の交換を早めにお願いします。異音というより、ギヤが欠けてしまいますと、動かなくなります。

  9. 状況 9

    切断寸法ばらつきや製品切断の不良

    対応

    切断不良が発生した理由と対応した事例を下記に記載します。
    ・ブレード磨耗の為、不良が発生→ブレード交換実施。クリアランス調整、切断確認、寸法調整。
    ・バッグゲージ寸法ばらつきがあり、バッグゲージ送りネジ磨耗していた→バッグゲージ送りネジ、ベアリング、皿バネ交換後寸法調整。
    ・切断寸法ばらつきがあり→バッグゲージ左右連結部のカップリング部の回り止めφ6ピンが折損の為でした。

  10. 状況 10

    バッグゲージ寸法がカウントしない

    対応

    エンコーダーの配線が断線していたため、交換修理しました。

  11. 状況 11

    板押えが効かない。下りてこない

    対応

    油圧タンクから本体への配管ホース劣化の為でした。そこから、エアーが混入し圧力が低下しておりました。