メンテナンス事例 MAINTENANCE CASE

プレスブレーキのサーボアラームの症状など

メンテナンス事例/プレスブレーキ

プレスブレーキのサーボアラームの症状など

当社で対応した事例ですが、他の全ての機械に当てはまるわけではありません。参考程度にお読みください

  1. 状況 1

    L軸原点復帰時、バックゲージ後退端まで達した後、サーボアラームとなり、立ち上がらない。(FBDIII-1253LD)

    対応

    サーボアンプの不良が原因でした。サーボアンプ上、過電流ランプが点灯していましたが、CPU基板にてトルクバランスチェックを行ったところ、正常となっていました。その他の原因を探っていくと、低速回転・逆回転信号がサーボアンプから出ていない状態であったため、サーボアンプを交換。

  2. 状況 2

    D軸サーボアラーム異常にて、立ち上がらない(FBD5012F)

    対応

    現状取り付けてあったサーボモーター及びサーボアンプは取り扱いされていないため、互換性のあるサーボセットを取り付け・交換を行いました。

  3. 状況 3

    油圧モーターが回らないまた、下部テーブルが下降端に無いのにアラームが出ない等不具合発生

    対応

    MC631カード、MC721カード、MC413カード等基板の接触不良でした。基板の抜き差しにて、正常動作確認しました。

  4. 状況 4

    原点復帰できない症状およびZ軸動作不良

    対応

    つき当てZ軸の上下動作用送りネジ部及び、軸受けベアリング、ガイドロッド部ホルダー部等、変形により、動作不良が起こっておりました。Z軸送りネジ及び、ベアリング交換動作チェック後、高さ調整その他、パラメーター調整にて、完了。

  5. 状況 5

    テーブルが上昇しない。その後、下部テーブル上昇時、速度切替位置がばらつく

    対応

    主な原因としては、圧抜きタイマー不良でありました。他のリレーの焼損が多く、圧抜きタイマー交換後、数回動作確認しましたが、そのうちテーブルが上昇しなくなり、同じ症状となった為、リレー基板を交換しました。その後、テーブルが正常に上昇するようになりましたが、速度切替がばらつき、原因を確認した所テーブル位検出用エンコーダーのタイミングベルトが切れていました。ベルトの交換後、正常動作確認しました。

  6. 状況 6

    加工中、機械トン数オーバーのアラーム発生後、プレスブレーキの電源スイッチが入らなくなった。*ラインコントロールアラーム100002(プレスブレーキのNCが動作不能になりました)が発生(FBD1253MH)

    対応

    制御BOX内MPC(2)基板のLD1ランプが消灯しておりました。そのため、MPC(2)基板及び、基板上システムROM、GAL(IC)を交換後、正常動作確認しました。

  7. 状況 7

    フットペダルの踏み加減が出来ない(FBD1253ハイパー)

    対応

    ポテンションメーター取り付け部が外れていた為、ペダルLSがONすると最大出力でテーブルが上昇・下降してしまう状態でした。そのため、ポテンションメーター取付調整、動作確認しました。

  8. 状況 8

    原点復帰できない。Z軸動作不良(FBD1025F)

    対応

    つき当てZ軸の上下動作用送りネジ部及び、軸受けベアリング、ガイドロッド部ホルダー等、変形により、動作不良。つき当て高さを、ご使用のダイに合わせて、YZ軸(つき当て左右上下)制御、L軸(つき当て前後)、D軸(テーブル上下)の制御をプログラムにて調整し、通常通りの加工は出来る状況です。部品交換は、後日お邪魔します。

  9. 状況 9

    曲げ精度不良(FBD1030LD)

    対応

    テーブルの平行度が不良でした。テーブル平行度をダイヤルゲージにて左右差0.02以内に調整し、レベル調整を行いました。

  10. 状況 10

    D軸サーボアラーム発生(FBD1253+ハイパーコンソール)

    対応

    D軸のタイミングベルトが切れておりました。交換後、動作確認いたしました。

  11. 状況 11

    電源投入時、D軸サーボ異常アラーム発生また、ペンダント部の電源入切スイッチを切りにしても、電源が切れない(FBD1253FS)

    対応

    D軸サーボアンプ不良。また、キースイッチにて電源ON/OFF出来ないのは、リレーの接点不良の為でした。

  12. 状況 12

    フットペダルの踏み加減が出来ない(FBD1253パイパー)

    対応

    ポテンションメーター取付部が外れていた為、ペダルLSがONすると最大出力でテーブル上昇・下降してしまったため、ポテンションメーター取付調整しました。

  13. 状況 13

    電源投入時、YZ軸のサーボアラームにて立ち上がらない

    対応

    リレーボード上のF2ヒューズが切れていた為でした(サーボアンプ部、冷却ファンコイル焼損)。ファンモーターの配線を取り外し、ヒューズ交換後動作確認。

  14. 状況 14

    電源投入後、アラーム発生100005:外部装置(2)が動作不能

    対応

    周辺装置パラメーターのデータ内容が異常となりアラームとなっていた。パラメーター内容をオールクリア後データ再設定にて動作確認。

  15. 状況 15

    電源投入時、ラインコントロール通信中のまま、立ち上がらず(ハンドボックスにアラーム発生)

    対応

    ハンドボックス設定不良、ラインコントロールパラメータ不良、バックアップ用バッテリー不良。バッテリー交換後ハンドボックス再設定(MACH90インストール)、ラインコントロールパラメーター再設定。FBDパラメーターをM3基板に転送、正常動作確認。

  16. 状況 16

    加工中、D2軸サーボアラーム(FBD3512LD)

    対応

    上限弁スプール部に異物が挟まり、動作不良となっていたと思われます。清掃後動作確認。ユーザー指導。

  17. 状況 17

    午前中は問題なく正常に動作していたが、午後、電源を投入すると、液晶モニターが映らなくなった。文字が表示されず、カーソルのような、部分的に色が付いた状態がまばらにある(FBD5012F)

    対応

    モニター制御基板不良でした。制御基板交換いたしました。

  18. 状況 18

    電源投入時、YZ軸のサーボアラームにて立ち上がらない(FMB208)

    対応

    リレーボード上のF2ヒューズが切れていたためでした(サーボアンプ部、冷却ファンコイル焼損)。ファンモーターの配線を取り外し、ヒューズ交換後動作確認しました。

  19. 状況 19

    RG100での事例
    (事例1)圧力が60TON以上上昇しない
    (事例2)電源投入後、シーケンス切替が入った時にヒューズが切れる
    (事例3)オートバッグゲージの電源投入時「1E00」のアラーム発生
    (事例4)速度切り替えが出来ない
    (事例5)曲げ精度の不良

    対応

    事例1)ディストリビュータ部のおける皿バネ磨耗の為と思われます。スペーサーを入れて、圧力調整後、動作確認。
    (事例2)シーケンス切替用ソレノイドバルブ不良の為と考えられます。ソレノイドバルブ交換後動作確認いたしました。
    (事例3)バッテリー電圧低下しておりましたので、バッテリーを交換いたしました。
    (事例4)速度切り替え用のソレノイドバルブの不良でした。部品を交換して動作確認。
    (事例5)下部テーブルの平行上昇度が不良状態でした。下部テーブルル平行度調整、中間板カーブ調整後、曲げ確認。

    ※こちらの事例は、1台の機械のみで発生した事例ではなく、今まで弊社が扱った複数のRG100について、メンテナンスした事例をまとめて掲載いたしました。