メンテナンス事例/タレットパンチプレス(VIPROS)
タレットパンチプレス(VIPROS)のメンテナンス事例
当社で対応した事例ですが、他の全ての機械に当てはまるわけではありません。参考程度にお読みください。
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状況 1
電源投入しても、非常停止でNCが立ち上がらない。(VIPROS-357)
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対応
PHNC側のバッテリーアラームが1ヵ月程前から出ていたとのことから、データが消えてしまい非常停止となったものです。
PHNC側バッテリー交換後データを初期化し動作確認しました。
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状況 1
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状況 2
パンチストローク数がかなり減少し、時々油圧低下のアラームランプが点灯する。(VIPROS-357)
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対応
アキュームガス圧の低下が考えられたため、アキュームガスを交換し、動作確認しました。
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状況 2
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状況 3
電源投入してしばらくすると、サーキットプロテクター(CP2)がOFFし、アラームとなる。(VIPROS-367)
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対応
油圧ユニットの熱交換部過負荷による冷却用ファンモーター不良と考えられます。
ファンモーター交換。
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状況 3
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状況 4
材料板を打抜けない。加工時、打ち抜き速度F1のスピードでは加工できず、F2のスピードだと加工できる。
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対応
当初、原因はラムの位置決め制御不良、もしくは、油圧のパワー不足と考えられました。
ラム制御部の基盤を交換しましたが、現象は変わらず。 -
対応
ラム速度を落とすと正常に位置決めすることから、油圧のパワー不足の対処として、オイル交換及びアキュームガス交換を行ってみましたが、症状は変わらず。
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対応
思い当たる部分を調べた結果、サーボバルブ不良が原因となり症状が発生していたことがわかりました。
サーボバルブの交換を行い、修理完了。
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状況 4