
ざっくりわかるレーザー加工機(ver.2026)
レーザー加工機とは
実は、世の中ではさまざまな分野でレーザー光を用いた機器が使われています。紙、布、皮などの比較的柔らかいものから、アクリルや金属の切断、医療用に使われているもの、更には脱毛にも使ってしまったりします。
この中で弊社では、金属加工用のレーザー加工機を取扱っております。 レーザー光を用いて、任意の形に材料を切り抜いたり、マーキングをすることができる加工機です。以下では、この金属加工用のレーザー加工機について解説します。 レーザー光を用いて、任意の形に材料を切り抜いたり、マーキングをすることができる加工機です。以下では、この金属加工用のレーザー加工機について解説します。
ものすごく雑に言いますと、レーザー加工機とは「虫眼鏡で紙を燃やす原理の超絶強力版+燃えて溶けたものをアシストガスで吹っ飛ばす機械」です。 なんじゃそりゃ?!と思われるでしょうが、そうすることによって自分の切りたい形状の板がキレイに取り出せるという代物なのです。
レーザー加工機の種類
- ファイバーレーザー
2010年代初頭に誕生したレーザー加工機で、従来のCO2レーザーとは全く異なる仕組みでレーザー光を発生させる発振器(レーザー光を作る装置)を備えています。特徴としては、ランニングコストがCO2レーザーよりはるかに安く抑えられること、銅や真鍮など高反射材を加工できることが挙げられます。
ランニングコストを抑えることができる理由は、①レーザーガスが不要であること ②エネルギー効率の上昇により電気代が節約できること ③発振器がメンテナンスフリーであることにあります。
ただし、その反面イニシャルコストが高い機械でもあります。従来のCO2レーザー加工機と比べて約1.5~2倍の価格で販売されていますので、稼働時間が短いとランニングコストの安さを活かすことができません。一方で24時間稼働させるような場合ですと、効果は抜群です。 2026年にはいり、ファイバーレーザー加工機が発売されてから10年以上が経ちました。中古としても少しずつですが流通してきており、弊社でも取り扱い台数が増えてきました。ただ、それでも多くの台数が出回っているわけではありませんので、出物があれば早いもの勝ちの状況です。
※本ページ内の機種名・商品名などの知的財産権は、すべて製造各社に帰属いたします。
- CO2レーザー加工機
ファイバーレーザーが登場し10年超が過ぎた今、レーザー加工機の第一線はいまやファイバーレーザー加工機にあるといって間違いないと思いますが、まだまだCO2レーザーも市場で稼働を続けています。
構造としてはレーザーガスを媒体にして放電し、ミラーやレンズを経由して材料を切断していきます。ファイバーレーザーに比べ導入コストが安く、特に厚板を加工する場合に良質な切断面を得ることができます。
レーザー加工機が普及するまで、同様の加工を担ってきたのはタレットパンチプレスでしたが、金型段取りが不要なレーザー加工機に置き換えることで生産性が向上し、より複雑な加工を実現しました。
弊社では、アマダ、三菱をはじめ、各メーカーの中古ファイバー・CO2レーザー加工機を取り扱っております。用途に応じてお選びいただけますので、是非一度弊社マシンセンターまでお越しください。
導入事例①→CO2レーザー加工機(三菱製)を納入したお客様
導入事例②→CO2レーザー加工機(アマダ製)を納入したお客様
- YAGレーザー加工機
レーザー光を発生させるのに使用されている元素それぞれの頭文字をとり、YAGと呼ばれます。 各種金属の溶接・切断に適している他、医療分野でも多く使われています。YAGレーザーはTIG熔接と比較して、非常に狭い範囲に熱が集中し、溶接スピードも速いため母材に対して入熱が少なくなり、 特に薄板溶接で問題になる「熱歪み、溶接焼け」が極めて少ない溶接が可能になります。更に後処理がほとんど不要になりますので、工程の短縮に貢献します。
ただ、ファイバーレーザーの誕生により金属加工のエリアではYAGレーザーは一線から退いたように思います。
CO2レーザーと同様にランニングコストがかかる割にはファイバーレーザーとの差別化が難しい状況になっているのがその主因かと思われます。
レーザー加工機選定のポイント
① 2Dか?3Dか?
レーザーには、シート材加工用の二次元レーザーと立体を加工する三次元レーザーがあります。三次元レーザーで二次元の加工ももちろん可能ではありますが、テーブルを交換する必要があります。シート材のみを加工予定であれば、二次元レーザーを選択すればよいでしょう。
② ワークサイズ
基本的に機械のサイズには規格があり、二次元レーザーの場合だと4’×8’サイズや5’×10’サイズの鋼板に合わせて機械が用意されています。大きなものになると、門型の本体がレール上を走行するガントリーレーザーなどもあります。
③ 加工板厚
使用する材料にもよりますが、厚みが増すほど必要な出力は増加します。たとえば、鉄の6mmが切りたい場合は2kwの出力があるレーザー加工機で加工が可能です。16mmが切りたい!という場合は4kwを選んで頂くとよろしいかと思います。25mm以上の厚みになると、高出力のファイバーレーザーが適しています。ステンレスやアルミも加工可能ですが、鉄とは条件が異なりますので、別途ご相談ください。
④ 加工材料
基本的に加工できるのは鉄、ステンレス、アルミです。銅や真鍮を加工したい場合は、CO2レーザーでは加工が難しいのでファイバーレーザーを選択する必要があります。一方で、非鉄材料(アクリル・木材・樹脂・ガラス等)はファイバーレーザーでは対応が難しいのでCO2レーザーを選択することになります。
レーザー加工機の構成
レーザー加工機は本体以外に付属品がいくつかあるのが通常です。機種やメーカーによって若干の違いはありますが、本体のほか、発振器、チラー、集塵機、クーリングタワー、コンプレッサー、エアータンク、ブースターコンプレッサー、パレットチェンジャーなどがあります。設置スペースにも関わってきますので、どういった付属品の設置が必要かもご相談ください。
※本ページ内の機種名・商品名などの知的財産権は、すべて製造各社に帰属いたします。
レーザー加工機導入の流れ
① 機種を選定して下さい。
よくわからない場合は、弊社の担当者にご相談頂けましたら適切なものをご案内します。
② 納入に関する打ち合わせを行います。
納入日のご相談や一次側工事のご説明、貴社にてご用意頂くものの確認等をいたします。
③ いざ尋常に納入。
重量作業業者と共に機械を据え付けます。一旦ここで、機械と一次側の接続工事をお願いします。
④ 試運転開始!
弊社エンジニアが伺い、試運転調整作業を行います。操作指導もいたしますので、ご安心ください。